最終面接のポイント
一次面接との違い
最終面接と一次面接の大きな違いは面接官です。
最終面接では社長か役員クラス、部門責任者が面接を実施することが一般的です。
一次面接では主に「スキル」「志望動機」「これまでの転職理由」の確認を行います。最終面接では「入社後のキャリアビジョン」や、「どんなことで会社に貢献できるか」など、その人の考え方や想いなどが問われます。
最終面接で企業がみるポイント
最終面接では下記の項目が重要になります。
- 長期的なキャリアビジョン
- 志望動機(業務内容軸ではなく会社軸での理由)
- 自分を採用することで企業に与えるメリット
- 入社意欲
1.長期的なキャリアビジョン
「10年後にどうなっていたいか」「どんなキャリアを作っていきたいか」など、将来的なイメージを確認する質問に対して、自分の考えを答えられるように準備をしておきましょう。
2.志望動機(業務内容軸ではなく会社軸での理由)
志望動機には大きく分けて2パターンあります。「業務内容軸」と「会社軸」です。「業務内容軸」とは、興味や関心、またスキル面でのキャリアアップ・成長ができるなどといったものです。
一方で「会社軸」とは、企業の経営理念や行動指針、また事業内容や社会に対しての役割、社風や風土などといったものになります。
経営者や役員クラスの人に対しての志望動機は、「会社軸」を意識して、会社に対する関心度を示すことが重要になります。
3.自分を採用することで企業に与えるメリット
面接は「自分を採用するメリット」をプレゼンテーションする場です。
「自分が企業で実現したいこと」=「相手企業の利益になること」とは限りません。
応募している求人案件にはどんな課題があるかを把握し、その課題に対して「自分がどう貢献できるか」を伝えることができれば採用に繋がります。
4.入社意欲を伝える
最後は入社意欲が伝わるかどうかです。社長や役員クラスの人に対して、これまでの実績や自分のスキルを伝えることも重要ですが、「この人を仲間に入れたい」と思われるには入社意欲がどれくらいあるのかが大切です。
入社意欲は後悔がないようにすべて企業へ伝えることを意識しましょう。
最終面接の主な想定質問
今後どういうキャリアを積んでいきたいですか?10年後にどうなっていたいですか?
- なぜ当社を志望するのですか?
- 仕事をする上で大切にしているものは何ですか?
- 当社に貢献できることは何ですか?
このような質問が予想されますが、企業によって様々です。
逆質問
最終面接で「何か質問はありますか?」と逆質問の機会をもらったとき、「ありません」と答えるのはNGです。
- 企業の事業方針や事情戦略に対する質問
- 従業員に対する考え方・求めることなど、積極的に質問することをお勧めします。
まとめ
最終面接では、「会社軸の志望動機」、「自身の経験やスキルがどう貢献できるか」が重要になります。また、一次面接で回答した内容との一貫性を考慮しておくことも大切です。
最終面接の雰囲気に飲まれないように、事前準備をしっかりしておきましょう。